このページでは我々と日頃から頑張る工作機械たちをご紹介します。
主にパネル用
リップソー
まずは大きな集成材から、パネルの枠になる厚みを切り出します。
自動一面かんな
切り取られた木材の厚みを、コンマ数ミリレベルで揃えていきます。
幅のある板は平行に差し込まなくてはいけないのでちょっと大変。
角のみ
製品ではパネル同士を連結するための磁石を埋め込む必要があります。
そこで角のみを用いて磁石を埋め込めるための穴を空けます。
なお、本来はほぞ穴用の機械。
大栄木工所には油圧付きの角のみと油圧なしの角のみが1台ずつありまして、穴を開ける楽さが全然違うため取り合いになることもしばしばです。
自動糊付け機
この糊付け機で板に糊を均一に伸ばすことができます。
一度これを使わずにヘラで糊を伸ばしたことがあるのですが、この機械の偉大さを痛感する結果となりました。
割型フラッシュプレス
フラッシュをプレスして糊付けをします。
分割して使用できるので、什器製作にも重宝します。
パネルソー
鋸刃(チップソー)にて厚さ60mm位までのパネル材を自動切断します。
押圧ボタンスイッチを押してから、フットペダルで切断工程に入ります。
高速面取り機
奥に刃が仕込まれていて、刃先の部分だけがむき出しになっているのでキレイにパネルの面取りが可能です。
什器用、その他
手押しかんな
「かんな社長」などでおなじみ(?)のかんなです。
でもこちらはかんなの刃が下についているタイプ。
このかんなのおかげで、反った板でも直角を出すことができます。
ウッドボイラー
2019月4月に大栄木工所にやってきた新顔です。
ボイラーの燃料として工場から出る木片が使えるので、エコです。
スライドソー
パネルソーは刃が自動で動いてパネルをカットしてくれるものでした。
対してスライドソーはセットした木板を「盤面ごとスライド」させてカットします。
コーナーロッキングマシン
コーナーロッキングマシンは、木板を「あられ組手」加工するフライス盤の一種です。
あられ組手、とは左の写真のようにいた同士を噛み合わせて強度の高い接合を行うための手法です。
板を差し込むと奥の刃によって、写真のように板がギザギザに切り取られるわけですね。
ルーター
切抜き・座グリ・内外周辺面取り・彫刻まで何でもござれの万能選手。
反面職人の技量が全てを左右する恐ろしい機械。
サンダー
皆さんご存知の紙ヤスリがすごい速さで回転しているような機械。
昇降盤
スライドソーの盤面が固定されていてスライドしないバージョン、とでも言いましょうか。
盤面上で材料をスライドしてカットします。
最大の特徴はソーの出代を「昇降させて」調整できることです。
超仕上げかんな
上の手押しかんなの仕上げ用です。
手押しかんなでついた微妙な傷跡もキレイにします。
ケース用ボーリングマシン
横一列に穴をすらっと空けられます。
量産のハコモノのダボ穴用に主に使用します。
ここにドリルをセットします。
ラジアルソー
気を組み付けるためのミゾ加工をすばやく、正確に行うための機械です。